バス釣りをはじめたてのアングラーだと「真冬でもバスは釣れるの?」と疑問に思ったりしていませんか?実は冬でもしっかりバスは釣れます!
SNSや動画などで冬でもバンバン釣れることが広がってきてから冬でもよくフィールドにたっている人が多くなりましたし、もちろんハイシーズン中に比べて釣れる数は少なくなりますが、冬に動けているバスというのは比較的体力のある大きな個体が多いので選んで釣れるというメリットもあるんです。それでは、冬のバス釣りの仕方やおすすめのルアーを解説していきます!
- 冬バスの釣り方やコツが分かる
- 冬でもバスが釣れる場所が分かる
- バス釣り初心者でも冬に釣れるおすすめのルアーが分かる
初心者は、冬でも釣れるエリア・場所を選ぶ事が大事!
小規模野池
もちろん、野池でなくても河川やダムでももちろんブラックバスは冬でも釣れます。しかし河川やダムは場所が広大な事が多く、バス釣りをはじめて間もないと釣れるポイントを絞り込むことが難しいとおもいます。そこで小さな野池だと、ポイントを見定めやすくなるので、ここでは小規模野池をおすすめさせてもらいます。
小規模野池を攻略すれば、ダムなどいっても応用は効くのでまずは野池で基本を学んでいきましょう。実は野池にはいろいろな要素が絡んでいて学ぶことは非常に多くあります。
特にブラックバスが寄っている所が分かりやすくあります。それも広大なダムなどでは1日掛けて回らないといけない所でも小規模だとサクッと見て回って、釣れなければ他の野池に移動とランガンをすればダムを回るよりポイントをおさえながら釣りをしていけば、かなりの効率を図ることが可能。チェックするポイントしては、地形の変化などが挙げられますが、以下にも代表的なポイントをあげましたのでみていきましょう。
ディープエリア
ブラックバスは、冬になると活発に動くことはあまりありません。で、真冬にどこにいるかというと、水温や流れが落ち着いている「ディープエリア(深場)」にいる事が多いです。その為、深場を狙っていきますが、深場を狙うのにぴったりなルアーを後ほど紹介していきますね。
またディープエリアで木が沈んでいるような場所は、ブラックバスが身を隠せる場所なのでいる確率もぐっとあがります。また、地形がせり上がったり急に深くなっているような所もバスが付きやすいので、じっくりチェックしてみることをおすすめします。
水草がある場所
水草がある場所は水温が温かいことが多いです。バスは少しでも温かいところを求めて水草の近くに身を潜めていることが多いので、狙うには絶好のエリアになります。暖かいという事もありますが、バスが身を隠せるでもあります。
また目に見えなくてもルアーを巻いてきたエリアからルアーに水草が付いてきたらそのあたりを狙う手がかりになるので、気を抜かず状況判断をしていきましょう。
温排水が出ている所
野池では少ないかもしれませんがインレットと呼ばれる池に水が入ってくるところがあり、その水が温かい場合があります。そこも格好の狙い所です。温かい水が流れているところにはベイト(エサ)も集まってきますのでバスもそのベイトを求めてやってきます。そのベイトに合わせたルアーをチョイスして投げれば釣れる確率がぐっとあがるので野池に付いたらインレットを探してみましょう。むしろ温排水エリアで釣れなければ他のエリアでも釣れない可能性が高いので水が暖かい所だけルアーを通して釣れなければ帰っていいレベルの一級スポットです。
冬バスが釣れる時間帯を知ろう!
真冬もセオリー通り、朝マズメ・夕マズメを狙おう
ブラックバスは基本的にはどの季節も「マズメ」という時間帯がバスの捕食タイムになるので、そこにルアーを入れてあげると釣れやすくなるのですが、真冬でもそれは同じ!冬は寒くて起きるのが億劫ですがバスが釣れやすいことには間違いないので、がんばって起きて誰もいないフィールドでおいしい思いをしましょう!
バス釣り初心者にもおすすめの冬に釣れるルアー
基本的にはどんなルアーでも釣れるのですが、冬のブラックバスの習性に合わせた釣れやすいルアーを紹介していきます。バス釣り初心者におすすめするのがこの3つの種類のルアーになります。
- バイブレーション
- ラバージグ
- シャッド
では、それぞれ種類別におすすめのルアーを紹介していきます。
バイブレーション
冬といえばバイブレーションと言われる程の定番ルアーです。リアクションで食わすという事に特化したもので冬のバス釣りには理にかなったルアーです。
レイドジャパン「レベルバイブ ブースト」
冬にマストなルアーといえばいまや定番にでもなりつつあるレベルバイブブースト。人気のために売り切れになる店舗も多くSNSでも冬での実釣報告が多数ある実績のあるバイブレーションです。いわゆる鉄板系と同じ大きさや形状ですが、ボディがプラスチック出来ていてよりナチュラルな存在になれます。また鉄板のメリットである飛距離ももちろん引けを取らないので、陸っぱりのアングラーからすると使わない手がないです。
おすすめセッティングはフロントフックをダブルフックに変える事で根がかり率が低くなるのでバス釣り初心者の方はぜひ試してみてください。
DUO「VIBRATION 62 G-Fix」
これまでのバイブレーションとは違ってボディが薄型になったことより、飛距離が伸び、アクションも非常にピッチが早くなり水中をかき乱してアピールが出来るルアーです。薄型でも巻感はしっかりあるので竿から伝わる感触が分かりやすくなっています。
ジャッカル「トリゴン」
毎年毎年冬になると話題になるジャッカルから出ているトリゴン。独特な構造でかなりの飛距離が出ることで有名なバイブレーション。この形状の恩恵によって飛距離だけでなくボトム付近を巻いてくるときに安定した姿勢を保ちながら泳いでくれるので根がかりも多少軽減される点も初心者にはうれしいポイント。さらに、ボトムまで落としたあと、顎の形状のおかげでルアーが倒れづらく立ったままの姿勢を保ってくれます。倒れないという事は、付近にある木の枝などの引っかかるということも少なくなるのでおすすめ出来るバイブレーションです。
ラバージグ
ボトムでネチネチ誘えてしっかりアピールしてくれるラバージグも冬にもバッチリ釣れるルアーでもはや冬定番のラインナップです。基本的には、フックにワームを付けて釣るのが一般的な釣り方です。ボトムを狙うなら甲殻類系のワームをつけて泳がせるならシャッドテール系ワームを使うのがおすすめ。
一誠「AKラバージグ」
ボトムでの姿勢がキレイなまま保ってくれて、ボトムでの釣りで避けたい根がかりも軽減される工夫がたくさんされているのでバス釣り初心者にはうってつけのラバージグになります。形状やバランス的には甲殻類系のワームをセッティングしてあげるとAKラバージグのいいところを引き出せるので、セッティングの参考にしてみてください。
エバーグリーン「キャスティングジグ」
超本格的なラバージグでカラーも非常にナチュラルなカラーなため、バスに違和感を与えることなく釣ることがしやすくなります。先端が細くなっているので、根がかりもしにくくフックも非常に頑丈に出来ているので、ブラックバスを掛けたあとでも強引に巻いてきても問題ありません。また、先端のガードも柔らかめのセッティングになっているのでフッキング率も必然と高くなるので初心者におすすめです。
O.S.P「JIG ZERO ONE」
他メーカーとは違うガードの付け方で「フッキングのしやすさ」「根がかりしにくさ」を極限まで突き詰めたラバージグです。初心者にはうれしいポイントをしっかり抑えたうえで、ワームが横倒れしてもすぐに整った姿勢を取れるようになっていたり、巻いてきてもしっかりと姿勢を崩さず泳いでくれるのでほぼオートマチックでなんでもしてくれるすごいラバージグです。
シャッド
冬でも有効なシャッドを使った釣り。竿をパンパンと弾くようなアクションのトゥイッチという方法を使ってリアクション気味に釣ることも可能。また弱った小魚を演出することも可能と、万能ルアーは冬でもしっかり威力を発揮してくれるおすすめのルアーになります。
ジャッカル「ソウルシャッド」
プリプリとまるで生命が宿ったかのようなアクションが生み出せるシャッドがソウルシャッド。このソウルシャッドは、様々な種類が出ていて、潜るレンジを細かく刻んでいるのでフィールドや状況にあったシャッドを選択することが可能です。また、フローティングタイプ(黙っておくと浮いてくるタイプ)と、サスペンドタイプ(浮かびもせず沈みもせずピタッと止まってくれるタイプ)、シンキングタイプ(沈むタイプ)と、かなり多くの種類から選ぶことが出来るので、状況に合わせたチョイスが出来るので初心者にもおすすめできます。
エバーグリーン「バンクシャッドMID」
動きが非常にナチュラルでルアーに見飽きたバス達が思わず食ってしまうようなアクションを出してくれるシャッドがバンクシャッドになります。動きは小さく微波動を生み出す繊細なルアーですが、飛距離はしっかりと出てくれるのはうれしいポイント。着水から巻き出しまでが無駄な動きが出ないような設計になっているので、どこからでも誘えるというのは初心者にもおすすめ出来るポイントです。
レイドジャパン「レベルシャッド スプリンター」
フィールドにもよりますが、岸釣りではメインとなるようなレンジが1〜2mくらいになる事が多いのですが、そのレンジをしっかり責められるシャッドがこのレベルシャッドスプリンター。比較的浅いレンジを巻いてくるときに非常に釣りやすいシャッドです。他のシャッドとくらべてサイズ的には一回り大きいのですが、派手なアクションではなく、あくまでナチュラルです。岸釣りでは役立つルアーなのでひとつは持ってくおくようにしましょう!
真冬にバスを釣るキモは「リアクション」
冬はブラックバスも冬眠に入るようなイメージなのでもちろん食欲はありません。荒食いの秋なんて呼ばれているのは島民に向けて体力をつけておくための準備でもあるのです。
そこでルアーを食性以外で食いつかせるには「リアクション」が重要な釣り方になってきます。
リアクションとは、ルアーを瞬間的に動かして反射的にバスに口を使わせる釣り方です。例えばボトムまで沈めたルアーがバスの口元にあったとします。そのルアーを急にリフト(ロッドを上に煽ってルアーを上にあげる事)させるとびっくりして思わず食べてしまうという釣り方です。
冬はこのリアクションを多用して釣っていくことがキーポイントで効率よく釣れる方法なので、覚えておきましょう。
釣れたらデカい!浅瀬で冬バス釣り
水温が上がりきる14時〜16時が狙いめ!
上記でマズメの時間帯が釣れるといいましたが、太陽が出て天気がいい日は表水温が温められます。浅瀬は特にその恩恵があるので、そうすると暖かさつられてバスも深場から浅瀬に上がってくる事があります。
大体太陽が出ている日は昼から夕方にかけて水温が上昇していくので、その上がりきったくらいの14時〜16時が狙い目になります。
小さなワーム系でもいいのですが、意外とトップウォーターの釣りがハマる事も多いのでワームで食いつきが良くない場合は、思い切ってトップウォータープラグを入れてみましょう!冬とは思えないほどのエキサイティングな釣りが出来るかもしれませんよ!
しっかり防寒対策をしよう
真冬の釣りは思っている以上に寒いです。その為、防寒対策はしっかりしていきましょう。
防寒着はもちろん手袋やネックゲーター、ヒートテック的なインナーなどを身に着けて釣りを楽しみましょう。インナーとアウターの間に着る中間着についてもしっかりと暖かいものを選ぶようにしましょう。また手袋も非常に大切にアイテムの一つなので冬用の手袋も準備しておきましょう。
寒さで釣りどころにならなくなる事もよくあるので、家を出る前に必ずチェックしましょうね!
まとめ
バス釣り初心者でも、真冬でもしっかりポイントを掴めばバスが釣れることが分かったと思います。真冬の釣りでは雪が積もっているシチュエーションも多くあると思います。雪で滑べりやすくなっているので、誤って池などに落ちないように細心の注意を払って行動するようにしましょう。またしっかりとライフジャケットは身につけて安全に釣りをするようにしましょうね。
また、冬の釣りも楽しいのですが、バス釣りといえば春が大きなサイズが釣れます!春の釣り方や春に効くおすすめのルアーも紹介してるので春に向けてしっかり準備をしておきましょう!